ハチミツとクローバー10

ハチクロついに完結です。

とはいえ、読み始めた時には7巻まで出ていたのでそれほど待ったという感じはありませんが・・

9巻の感想で書いたとおり、この作者はきちんと着地点を決めてそこに降りることのできる人でした。
その点については、僕はもう拍手を送りたい。
最近、なかなかいないですからね。これできる人。
それは政治的商業的性格的な要素が絡みますから、作者個人の想いだけでは成しえません。
そう言う意味では環境的にも恵まれていたということでしょうか。

しかしながら、何というか、内容について少し物申させてもらうとするならば。


はっちゃけ過ぎ?
着地点へ急ぎすぎ?
男を美化しすぎ?

てなところです。
一つ目は、あの独特のお笑いネタが無理に入ってる気が。
で、二つ目に繋がるんですが、これだけ急いで着地点に飛ばすなら、余分なコマはない方が良かった気がします。
ていうかどっちかというと、こういうコマ込みでもう1〜2話、先で終了で良かったのでは?
と思いますね。
どうもこういう作家の方には「終わらせないと」という強迫観念があるようなフシがあります・・

最後、男から見た男の出演者たち。


はぐみに対して母性を感じてたのは、結局一番強そうに見えた森田でした。
竹本は単なる一目惚れだし、修ちゃんについてはいつから恋愛になったのか知りませんが、多分に庇護欲?

とすると、はぐみは自分の才能が一番伸ばせる人間を選んだという結果に・・
↑冷静?冷徹?実際的?

まあその割には一番納得いく結果でしたけどね。
でもそんなに割り切れるもんかな?
ああいう一部の天才って、そういう割り切り方できる人なのかな?


でね・・
最後の竹本と森田のケンカですが・・
あんなのしねえよ!


まあ漫画だから許すけども・・
あれを入れるくらいなら野宮と山田のエピソードをもうちょっと丁寧に入れて欲しかったっすね。


うまくいかなかった恋に意味はあるのか
消えていってしまうものは無かったものと同じなのか


そこに意味があった


と思えること自体が、竹本くん、キミの良さなんだよ。

コメント
gooのblog検索からお邪魔させて頂きました。
あのですね、30代負け犬の視点から言わせて頂きますと、はぐみの選択は別段「割り切ってる」というものではないし、「一部の天才」に限定されるものでもないです。
今の世の中って、やりたい事をやろうとする女性に優しくて、頑張ればそれなりの結果が出てきてくれるんですけどただ一つ、恋愛だけは、やりたい事をやる時にプラスになってくれないんですよ。むしろ足枷?
子供なら自分の軌跡なんてのは持っていないから恋の為に全部捨てる事もできるだろうけど、自分の来し方にいくばくかの自負を持ってる人間には、それを全部チャラにするのに、恋愛感情程度じゃ足りないんです。
はぐみはまだ子供だけど、自分の人生に沢山の積み重ねがあって手放しちゃいけない未来もあるから、彼女の選択は本当に当然のものだろうと思います。
むしろ私は、竹本君の、「それは先生が自分で見つけるべきものであって」「そして先生はそれをちゃんと見つけられる人だと」という部分に感動しました。それを言える竹本君は凄いよ…
  • えむ
  • 2006/09/18 10:53 PM
えむさん
コメントどうもありがとうございます!

恋愛=むしろ足かせの部分も、恋愛ごときでは自負を捨てるに不足という部分もいずれも同意見です。
で、修ちゃんを選んだってことは、つまり、そういうことだったんだよなあ、というのが僕の認識でもあるんですが・・
結局、一部の天才に限らずそういう選択がつきまとうってことですね。
性別にも因らないのかも?

一方の修ちゃんは「それ」を既にはぐみ自身に見つけているようにも思いました。
  • fkm
  • 2006/09/20 1:26 AM
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『ハチミツとクローバー』は羽海野チカ作の漫画作品。 「ハチクロ」と略される。 美術大学を舞台に、恋愛に不器用な大学生たちの報われない恋模様や自分の生き方について迷う若者たちの姿をリアルに描き、若い世代の支持を得た。Chapter.1から14まで、『CUTiEcomic
  • 気になる言葉
  • 2006/09/23 12:03 AM

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