音質健全化計画(5)ケーブルの役割とは

最近、こんなにblogが更新できているのには訳があります。
今ヨーロッパではサッカーがオフシーズンだからです・・寂


ベルデン
バイタル
モガミ
カナレ


なんだか製薬会社の名前みたいですね・・
が、これらは録音スタジオで使用されているオーディオケーブルを作っている会社名だそうです※。
最近調べるまで、一社たりとも知りませんでした。
知っていたのはオルトフォンとか、オヤイデ、オーディオテクニカ、モンスターケーブルとか。

※実際にどこのスタジオで、どのメーカーのケーブルが使われているかを調べた訳ではありません。あくまで伝聞です。よってこの時点で僕が間違っていた場合、ここ以降書かれていることは全て嘘っぱちです。悪しからずご了承ください・・

なぜ、一般に使われるオーディオケーブルと、プロが使っているケーブルとか違うんでしょう?

自動車業界なんかが一番分かり易いので例に出しますが、F1なんかで培われた技術
が、時間を経て量産されて一般に普及していく、というピラミッド形式が普通なはずです。
セミオートマとか、エンジンオイルとか、ABSとか・・

色々調べていると、オーディオ界の音質追求って、アナログ(レコード)の時代から試行錯誤が(企業レベルで)繰り返されていて、ある時期に既にピークを迎えていたようなのです。

そしてその後のデジタル化の波。つまりCDプレーヤーの登場です。

そうすると、今度は「デジタルは劣化しないからアナログより凄い」と思っちゃうわけですから、新たなアイテムが必要になるのじゃないかと。
多分、そういう風に思っちゃったんでしょう。

売る側も、買う側も。

どうもその辺で「おかしな方向」に進んじゃったらしいんですよね。
デジタル専用の、なんか、良い具合のケーブルなんかも要るんじゃないかって。

で、いまだにデジタルは劣化しないと思われている。
CDプレーヤーは、CDに含まれている、そのままの音を出せていると思われている。
価格が高いほど、100%に近付くと思われている。

SACDプレーヤーは聴いたことないので分かりませんが、少なくとも、CDプレーヤーより、PCから圧縮なし音源を聴く方がよっぽど良い音です。
それは僕の環境においては確実なことなわけです。


最近、こういう、音に関する色んな試みをやってみて思うこと。

それは、僕がCDを買ったアーティストたちは、一体どういう音で聴いて欲しいと思っているのか、ということです。

逆にいうと、どうやって録音していたのか、ということです。
良い音で届けたいと思っている人たちが、悪い機材を使うわけないです。
(最近はCD買うたびに、録音したスタジオがどこかをチェックしてます・・)


一例ですが、山下達郎さんは、CCCD全盛期ですら「音が悪くなるという」ただそれだけの理由で一切のCCCD採用を拒否しています(凄い!)。


で、そういう環境で使われている機材たちこそ、極力、「欠落を防ぐための機材」なのではないかと思うわけです。(=プロ用)

新鮮な魚があったとして、それをどう調理するかという話にも似ていると思います。

もう、とりあえず焼いて塩ふって食え!
という、素材重視の食べ方。

あるいは、

贅を凝らしてものすごい調味料や味付けをおこなって食べていただきます!
という、調理重視の食べ方。


別にどっちでも良いと思うんですけど、(多少の性質の違いはあれ)本来の音をそのままの形で出そうとしている線材と、聴く側が「良い音だと思えるように」加工して出そうとしている線材。

(ここで重要なことは、「良い音だと思えるように」加工した音は、本当に音が良くなっているわけではないということです。「そう聴こえるように」調味料がふりかけられているということです)


で、元の素材のまま届けよう(極力欠落を防ごう)としているケーブルが、冒頭のようなメーカーから出ているわけです。
それらは、デジタル出現以前から、線材メーカーとして名を馳せていたところばかり。


聴く側は、届けられた音を、どう聴いても良い訳です。
とりあえず「良く聴こえる」ように聞きたい訳です。
でも、「良く聴こえること」と、「元の音のまま聴こえること」は、調理の例のとおり、意味が違うわけです。
ここで勘違いが起こってしまうのですね。


ぶっちゃけ、バカらしくなります。

結局、僕はモンスターケーブルと言われている商品を、1600円/1mで買いました。
更にベルデンは600円/1m前後、カナレで300円/1m前後でした。

この三種類のスピーカーケーブルを買い揃えて(呆)、音を聴き比べて、今は最も良かったものを使っています。
聴き比べ結果については音質健全化計画(7)で書こうと思います。


自分の好きなアーティストが、頑張って頑張って、パッケージして届けてくれた音。

その音を、限りなく「元の音のまま」=「アーティストが届けようとしている音のまま」聞こうとする努力を、聴く側がしてみるってことも、ある程度必要なんじゃないかなあと思う、今日この頃でした。

コメント
アーティストって結構オタクな感じなので
あの音をこの機械で録ってこんな音にしたい、
あんなイメージの音に近づけたとか、そういう
インタービューが多いのですよね。
フクさんのようにアーティストがつくった
そのままの音を聴く想いは、アーティストに
とっても嬉しい事だと思います。
  • はぬ
  • 2007/06/23 12:12 PM
はぬさん
コメントありがとうございます。
今は僕自身がオタクっぽくなってます。
一日家に閉じこもって配線して音聴いてニヤニヤしてますから・・(恥)

まあ大多数の方はそんなの面倒くさいと思うでしょうね・・
お金も多少かかるし・・
でもやる価値あるんですよ!マジで!
  • fkm
  • 2007/06/23 8:59 PM
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